革張地

革張地は、革の種類によってお手入れ方法が異なります。

一般的な革張地の場合 ※ヌメ革を除く

日常のお手入れ方法は?

柔らかな乾いた布で表面を軽く拭いてください。強くこすり過ぎると、色落ちする恐れがありますのでご注意ください。化学ぞうきんなどは使用しないでください。

汚れた時は?

毛穴に汚れが染み込まないうちに早く拭き取ることが大切です。
中性洗剤を3~5%に薄めたぬるま湯に浸した柔らかい布をよく絞り、汚れをふき取ってください。その後、水に浸した柔らかい布で洗剤分をふき取り、自然乾燥させてください。(汚れによっては、汚れが取れずシミや汚れの広がる可能性がありますので、必ず目立たない所で試してから行ってください。) また、水拭きを過度に行いますと表面のヒビ割れ、硬化の原因になりますのでご注意ください。

○水溶性の汚れ

インキ、コーヒー、ビール、ウイスキーなどは水で湿らせた柔らかい布で丁寧に拭いてください。

○塩分の汚れ

味噌汁など塩分の多い液体は、後で塩の結晶が吹き出ることがあるため念入りに拭いてください。

○油性の汚れ

サラダオイルなどをこぼした場合は、中性洗剤を3~5%に薄めたぬるま湯に浸した柔らかい布をよく絞り、汚れをふき取ってください。その後、水に浸した柔らかい布で洗剤分をふき取り、自然乾燥させてください。(汚れによっては、汚れが取れずシミや汚れの広がる可能性がありますので、必ず目立たない所で試してから行ってください。) 乾燥したら皮革用液体クリームを塗ってください。

○ボールペンの汚れ

ボールペン、クレヨンなどの汚れは、柔らかい消しゴムで軽くこすってください。強くこすると、塗装面がはがれる場合があるのでご注意ください。

ヌメ革の場合(#5006)

素材の特長

ヌメ革は、一枚一枚の色が多少異なります。また、日光や手の皮脂により次第に革の色が濃くなり美しい艶が生まれます。使い込むほどに生まれる風合いをお楽しみください。

日常のお手入れ方法は?

柔らかな乾いた布で丁寧に拭き、汚れや埃を取り除いてください。水拭きや、汚れを取り除くためのシンナー・クリーナーを使った場合、痕が残る可能性がありますのでご使用をお控えください。

<取扱い上の注意>

ヌメ革は、非常にデリケートな素材で水分に弱い特性があります。雨や汗などで濡れた衣服で座ると、シミになる可能性がありますのでご注意ください。革が濡れてしまった場合は、乾いた布で素早く水分を拭き取り、完全に乾いた後にご使用ください。

長持ちの秘訣

  1. 直射日光のあたる部屋はカーテンをかけてください。
  2. 日常のお手入れを正しく行なってください。
  3. 靴用クリーム・溶剤(シンナー・ベンジンなど)、車・床用ワックスは使用しないでください。
  4. エアコン・ファンヒーターの吹き出し口の前に設置しないでください。
  5. 籐製などの硬いクッションやカバーは使用しないでください。
  6. 化粧品・整髪料の汚れは早めに除去してください。変退色の原因になります。(ただし、マニキュアの汚れは取れません。)
  7. 汚れは早めの処置が大切です。
  8. ぬるま湯などで手入れした場合は、風通しを良くし、自然乾燥してください。
  9. 塩素系洗剤は使わないでください。
  10. ビニール製品などを長時間重ねたままにすると、変色の原因になりますので、ご注意ください。
  11. 革の表面を、硬い物でこすると色落ちするおそれがありますのでご注意ください。