リフォーム事例

リフォームブログ

熟練した職人が大切に行う家具のリフォーム。事例や修理の工程などについて担当スタッフが情報をお届けいたします。

椅子の張替:背の籐張りから布張りへ(S様邸)

椅子の修理をご依頼くださったS様はDIYの達人です。
ご自宅にあるあらゆるものをご自身で作られているそうです。
そんなS様との打ち合わせでは、「こういうことはできるの?」と様々なアイデアが飛び出してきました。その一つに椅子の背の籐張りを布張りに変えるというアイデアでした。

そこで今回は、背の籐張りを布に張替えた事例をご紹介します。

①剥がし
通常の張替同様、籐を剥がしていきます。

②土台作り
籐張りの椅子には生地を張る土台が無いため、土台を新たに作ります。

土台となる材料に型紙を当てて切り出します。切り出した土台にウレタン、生地を張っていきます。端までウレタンが詰まっていないのは、木枠に接着する部分のためウレタンは付けません。(のりしろ部分)

③完成

背の籐を生地に張り替えることで、シャープな印象から少し柔らかみのある優しい印象の家具に生まれ変わりました。

④背の布張りから籐張りへの変更について
こちらの対応はできません。

理由は椅子に彫ってある溝の幅が若干異なるためです。
籐を張る際には籐を抑える籐芯と呼ばれる部材があります。※左端写真ご参照。
布張りの椅子は溝の幅が広く、籐芯を溝にはめると隙間が生じてしまい、籐芯がうまく固定できません。そのため、布張りから籐張りへの変更は承ることができません。

せっかく修理をするのだから、思い切り印象を変えてみたいと思っていらっしゃる方は、一度お試しいただけましたら幸いです。

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把手の交換方法

マルニ木工ではチェストの把手の汚れ、破損した時のために部品を販売しております。
部品の種類については下記をご覧ください。
https://www.maruni.com/jp/qa/post-19449.html

基本的にはお客様に部品をお送りし、お客様ご自身で交換をお願いしております。
しかしながら、古いタイプと、新しいタイプで把手の取付方法が異なるものもあるため、戸惑われてしまうお客様もいらっしゃるかもしれません。

そこで、今回はマルニカン(大)という部品を例に交換方法をご説明いたします。

①把手の留め方の違い

現行品は、ビスタイプになります。
ナットタイプの把手をお使いの方が現行品のビスタイプへ変更される際の手順をご説明いたします。

②キャップ取り外し

把手の裏側をご覧いただくと、ナットをカバーするキャップが付いています。
キャップと板の隙間にカッターなどを差し込んでいただき、取り外します。
※このキャップはビスタイプでは使いませんので、破損してしまっても問題ありません。

③ナットの取り外し

キャップを外すとナットが見えます。ナットをペンチでつまんで回していただくと、ナットが外れます。
※ラジオペンチのような先が細いペンチの方がつまみやすいです。
※もしつまめない場合は、黒い樹脂パーツ部分をカッターで切り取るとつまめます。

④ビス穴の拡張

ビス穴が小さく、お送りしたビスが穴に入らないことがあります。その時は部品を取り付ける前にビスのみをビス穴に当て、少し強めにビスを回していくと、穴が広がり、ビスが入ります。
※裏からビスをもむのではなく、表からビスを入れると作業がしやすく、きれいに穴が広がります。

⑤部品取り付け

ビスを部品で固定すれば完成です。

部品が新しくなると、家具全体が新しくなったような印象を与えます。
新しい年を迎える前に部品の状態を見直してみてはいかがでしょうか。

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