リフォーム事例

リフォームブログ

熟練した職人が大切に行う家具のリフォーム。事例や修理の工程などについて担当スタッフが情報をお届けいたします。

年末年始にできる家具のメンテナンス

今年も残すところわずかとなってきました。
今年の年末年始はご自宅でお過ごしになる方も多いかと思います。
空いた時間に家具のメンテナンスをされてみてはいかがでしょうか?
今回はご自宅でも簡単にできる木部補修「タッチアップ」というメンテナンス方法をご紹介いたします。

ご用意いただくもの

[キズ補修マーカー]

・ホームセンターなどでご購入が可能です。
・1色だけでなく、2~3色程度あると色合わせがしやすいです。
・マーカータイプとクレヨンタイプがありますが、マーカータイプの方がきれいに仕上がります。

[ウェス]

塗料をふき取るために使用する布のことです。
販売もしておりますが、捨ててしまう予定のTシャツなどがお勧めです。
Tシャツが無ければ、タオルやティッシュなどでも代用可能ですが、Tシャツの方が作業性は良いです。

タッチアップできれいになる傷、きれいにならない傷

[きれいにならない傷]

・テーブル天板面の傷
・塗装の剥がれている面積が大きい傷 →タッチアップすると余計に目立ってしまいます。

[きれいになる傷]

・家具の角の傷
・塗装の剥がれている面積が小さい傷

タッチアップの手順


①試し塗り
 
脚の裏などの目立たないところで色が合うか試し塗りを行ってください。
②ペンでなぞる
 傷口にいきなり色のついたタッチペンを使用すると、色が染みこみすぎで、
 傷口が黒くなってしまうことがあります。
 クリア色のタッチペンで一度なぞった後で、色のついたタッチペンで色を付けると、
 色が浸透しすぎず、きれいに仕上がります。
③ウェスで拭きとる
 
ウェスで拭きとることで、色ムラが少なくなります。
④完成

タッチアップは小さなお子さんでも簡単にできる作業です。
お子さんやお孫さんと一緒にタッチアップを行い、気持ちよく新年を迎えられるように準備をされてはいかがでしょうか。

2020年は皆さまにとっても変化の大きな一年になったのでないでしょうか。ご自宅で過ごす時間が増え、今まで以上に家具とも向き合うきっかけになったと思います。
木製の家具は、愛着を持って丁寧にメンテナンスを行うことで次の世代へと受け継ぐことができます。リフォームブログでは、長く使い続けていただけるヒントになるような情報をこれからもお届けいたします。

ブログをはじめて7ヶ月、読んでくださった皆さま、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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ベルサイユチェア

ベルサイユチェアは弊社の歴史を語る上では欠かすことのできない商品です。
最盛期には「どうやって売るか」ということよりも「どうやっていただいたご注文を生産するか」ということに注力するほど売れた大ヒット商品です。

そのため、現在も修理工場ではたくさんのベルサイユチェアをお預かりしています。
そんなベルサイユチェアは、修理する上でも工夫が詰まっておりますのでご紹介いたします。

背もたれの工夫

ベルサイユチェアは背もたれのフレームに対して、背表、背裏の2枚の板で挟んでいる構造になっています。(上右写真参照)
外から見るとわかりませんが、背板を外してみると、背板の取り付け方法が新仕様と旧仕様では異なります。

新仕様について
フックで背板をひっかけているので、
すぐに背板を取り外すことが可能です。

旧仕様について
フレームに対してクギで固定されているため、外す時に木のフレームを傷つけないよう、作業する必要があります。
また、取り付ける際にも、[生地を張る → 釘にて固定] という順番で作業をすると、背裏を見た時にクギの頭が見えてしまうため、[クギを打つ → 生地を張る]という順番で作業をする必要があります。

釘打ちの治具

上記写真の木の板は、背板にクギを打ちやすくするための治具です。図のように作業台に背板をのせてクギを打つと、どうしても釘が作業台に刺さってしまいます。
この治具には背板のクギを打つ箇所に穴が開いており、クギを背板に打ってもクギが背板のみに刺さるように工夫しています。

肘の修理
お客様の中には、生地は全く傷んでいないが、肘がぐらついてきたので修理してほしい、というご依頼をいただくケースがあります。

肘は背板の中でナットで固定されているので、ナットを固定するため背板を外す必要がありますが、新仕様だと簡単に取り外すことができるので作業が容易になります。

家具の中でも椅子は、お食事をされる時などで必ず使用する無くてはならない存在です。修理する際には一度お預かりをしなければならないため、お客様には大変ご負担をおかけしてしまいます。

椅子をお預かりする期間を少しでも短くできるよう、日々作業の効率化を進めております。

最後に、こんな作業効率化を工場で見ることができたのでご紹介します。

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