事例|No.006

Before

After

今回、リフォームに帰ってきたのは、「マキシマム」シリーズのアンドリュー ダイニングチェアです。ご購入いただいた際に、お好きな柄のファブリックを選ばれてご注文いただいたようです。通常、このチェアに張られている金華山ではなく、細かな唐草模様の入ったエンジ色のシンプルなストライプ柄が張られていました。トラディショナルなデザインをこのようなファブリックで張ることで重さを感じさせない仕上がりを意図されたのでしょう。

リフォーム前のチェアは、座面の手前が徐々に擦れて遂には裂けたようで中身のクッションが見えていました。ここまで来るとリフォームのサインです。
今回のリフォームでは、当初張られたものと同じファブリックでとのご要望されたがあり、元通りのものにリフォームをすることができました。

こちらのファブリックは、1997年に新たに採用したイタリア製の布です。人気のあるもので、今(2013年現在)でも継続して採用しているものです。ファブリックは、国内、海外と様々なメーカーより取り寄せていますが、今回のファブリックのようにロングライフのファブリックもありますが、物によっては、メーカー廃番、販売上などのさまざまな都合で廃番になります。個人的には良い布なのにと、残念なこともあります。

家具用ファブリックは、アパレルの世界に比べると、移り変わりは比較的ゆったりですが、やはり永遠ではありません。リフォーム用ファブリックの中で、お気に入りのものを見つけられましたら、早めにご相談いただけると良いと思います。タッチの差で在庫終了となると残念ですので。