2025年11月10日 お知らせ 新製品

木くずを一部活用したアップサイクル生地「Konoko(このこ)」を使用した対象製品を2026年2月に発売

株式会社マルニ木工は、木くずを原料の一部に活用した生地「Konoko(このこ)」を使用した家具などを2026年2月より発売いたします。

「Konoko(このこ)」の一番の特徴は、弊社家具の製造工程で生まれた木くずを一部使用していることです。縦糸には綿糸、横糸には木くずをパウダー状にしてブレンドした和紙糸が用いられています。 和紙糸は、和紙を細く裁断したものをこより状に撚ってつくられており、軽さと強さを持ち合わせた素材です。この和紙糸を使用した「Konoko」は、家具の張地などにも適した強度を持ち、和紙特有のさらりとした涼やかさと繊細な質感が魅力で、表情豊かな木製家具との相性も良く、美しく調和します。

PRODUCT
アイボリー
ベージュグレー
ブラウン
カーキ

生地名:Konoko(このこ)
カラー:アイボリー・ベージュグレー・ブラウン・カーキ
布ランク:M-02ランク
組  成:綿 60% 分類外繊維(和紙) 40% ※和紙の一部に木くずを使用
取扱方法:ドライクリーニング・アイロン可能 ※塩素系漂白剤の使用は避けてください。

対象製品:MARUNI60 など
発売時期:2026年2月予定

※製品などの詳細は発売時期に改めてご案内いたします。

Konoko 製造工程

① 工場内で出る木くずを回収
マルニ木工で使用している様々な樹種(ビーチ、オーク、ウォルナットなど)がミックスされた木くずを回収します。

② 木くずを粉末状に砕き、和紙の原料となるパウダーを作る
木に含まれている水分を乾燥させながら、100μm(マイクロメートル)という微細なパウダーに加工していきます。

③ 木くずパウダーとマニラ麻をブレンドして和紙にする
古くから紙幣や織物などに使われるマニラ麻の繊維に木くずパウダーを混ぜ合わせ、薄く強い和紙をつくります。

④ 和紙を細く裁断したものを撚り、和紙糸にする
和紙を幅5㎜のリボン状に裁断し、こよりのように撚ることで強く丈夫な糸にします。

⑤ 綿糸と織り合わせ、生地をつくる
縦糸には綿、横糸には和紙糸を用い、織り合わせて生地にしていきます。

⑥ 染色
家具の木部になじみやすい4色を選定。天然素材ならではのおだやかな色合いです。