2021年9月10日

マルニ木工で直すメリット(2)

以前リフォームのブログにて、マルニ木工で直すメリットは「型紙があること」という内容をご紹介しました。
マルニ木工で直すメリット

まだまだたくさんあるマルニで直すメリットをご紹介します。

ハーレーというソファの背もたれは非常に特徴的な形をしています。
背もたれをよく見てみると生地と生地の繋ぎ目にあえてシワを作るような縫製がされています。このシワがあることによって平面的にならず表情豊かな背もたれを演出しています。
このシワは縫製スタッフが「いい感じ」で付けているシワではありません。
きちんと縫製図面があり、どのようにシワを寄せるかもきちんと決められています。

縫製図面に細かい数字がたくさん記載されています。
枠で囲った[ 164 - 100 ]という数字ですが、これは何を意味するかというと、生地を164mmの幅のところに切れ込みを入れ、164mmの生地をミシンでシワを寄せて100mmに縮めるという意味です。

言葉だけでは伝わりにくいため、実際にどのようにシワを寄せていくのかやっていただきました。

①まずはシワを寄せずに生地を縫い合わせます
②シワを寄せるため糸をゴム状のものに変更します
③一度縫い合わせた箇所にシワを寄せながらゴム状の糸を縫い付けていきます
④一度の縫い付けでは必要な寸法にまで縮まらないため、何度か縫い付けていくことで必要な寸法になります

この縫製図面が無ければ、シワの感じは職人さんの感覚になってしまいます。しかし、製造メーカーである弊社ではきちんとした図面があり、シワまでどのように作るか決まっているため、仕上がりが均一になります。
複雑な作りの商品ほど製造図面があることの意味が大きくなってくると思います。
長年モノづくりを続けているメーカーだからこそ、しっかりとしたアフターメンテナンスの体制も整っています。
安心してお気軽にご相談ください。

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