2022年3月11日

ベルサイユチェア張替え(動画前編)

工場と修理の内容について打ち合わせをする際に、メールや電話でのやりとりだけだと、専門的な表現の意味や修理箇所が見えず、工場スタッフの言っていることを理解しきれないことがあります。
しかし実際に商品を目の前にして打ち合わせをすると、工場スタッフが伝えたいことが良く分かり、理解できることが多々あります。

今までもブログ内で張替え作業についてお伝えしてきましたが、ご覧いただいている皆様も動画の方が分かりやすいのではと思い、今回はベルサイユチェアの張替え作業風景を前編・後編に分けて動画でご紹介します。

生地の剥がし・木部修理

生地を剥がす時、あまり思い切り作業をすると、お客様の家具を傷つけてしまう恐れがあります。慎重に、且つ素早く作業をしなければいけません。生地を剥がした後は木部も確認し、グラつきなどが見られた際は接着剤等でしっかりと固定します。

生地裁断

型紙をただ当てるだけではなく、いろいろな形のパーツをうまく当てはめて、無駄な隙間が生じないように考えながら作業を行う必要があります。
動画では無地の合成皮革ですが、柄のある生地だと柄合わせなども考慮していきます。

今回はベルサイユチェア張替え作業の準備段階をご紹介しました。
次回は実際に生地を張っていく様子をご紹介いたします。

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