2026年1月9日

ロベール チェア 張替え T様邸

本年も家具修理をご検討いただいている方に、少しでもお役に立つ情報を発信してまいりますので、ぜひご覧くださいますようお願い申し上げます。

新年最初は「張替えと生地」に関するお話です。

マルニ木工では数年前まで「メンテナンスがしやすい生地=合成皮革」というご提案がほとんどでした。 しかし、近年は技術の発展により「汚れにくい生地」という素材が多数出ており、マルニ木工でも取り扱いを増やしています。そのため、メンテナンス性と自分好みのインテリアを両立できる、バリエーション豊かなご提案ができるようになりました。

6月にはこの機能性が高い生地にフォーカスしたイベントを実施したのですが、その時に張替えのご依頼をいただいたのがT様でした。

T様からご相談いただいた家具は重厚な本革張りのロベール チェアでした。 お話を伺うと、もっとモダンなインテリアにしたいというイメージをお持ちで、「モダンテイストの家具に買替えようか、でも両親から受け継いだ椅子を捨ててしまうのはもったいない」と悩んでいるご様子でした。

そこでスタッフが提案したのが、「BAROJA(バローハ)」という生地での張替えです。 BAROJAはシンプルで上品なツヤがあり、またキメが細かいため肌触りもとてもよい生地です。張替えることでご希望のモダンな印象になるのではとご提案したところ、採用いただきました。

こちらの生地は機能性も高く、撥水性やスナッキング(引っ掻き)に強いのも特徴です。普段の暮らしの中で長くお使いいただける生地です。

家具の張替えを検討していても「ペットを飼っているから布は絶対に選べない」と考えている方にも、このBAROJAはお勧めです。 ※必ず破れないわけではありません。

BAROJAはパイル織物の一種、モケット生地になります。モケットには光線と呼ばれる毛並みの向きがあり、毛の流れに沿って生地を取ります。

重厚な印象だった椅子が、クラシックの上品さを活かしつつ、シンプルでモダンな印象に変わったと思います。

お客様の暮らしに合わせて張地には様々な条件が求められますが、大きく分けると主に「インテリアにあわせたイメージ重視」と「暮らし方にあわせた機能性重視」に分かれます。

今回T様に採用いただいたBAROJAは、上記2つのご要望に応えられる、今の時代だからこそ選んでいただける上質な生地です。

そしてBAROJA以外にもBISCA、Livorno、ノルディウォームなど、スウェード調から織物調まで質感も豊かで、機能性の高い生地がございます。張替えを検討される際には、ぜひご自宅のインテリアや暮らし方にあわせて豊富なラインナップからお選びください。

※今回ご紹介した張地は、通常リフォーム用の生地の中にはないものもございますので、気になった方はお気軽にご相談ください。

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