2020年10月2日

ソファの張替え修理 実例(N様邸)

今回ソファの張替えをご依頼いただいたN様は、ご両親から譲り受けたソファを自分仕様にして使うために張替をしたい、というとても素敵な理由で張替えをご依頼いただきました。

ソファの張替えも基本的にはダイニングチェアの張替えと同じ工程を踏んでいきます。
https://www.maruni.com/jp/blog/date/2020/07?post_type=blog
※椅子の張替修理 実例(Y様邸)2020/7/3投稿

今回は、上記記事ではご紹介できなかった張替えのこだわりをご紹介します。

①バネと木部の接合部

座った時にギシギシと音が鳴る原因の一つにバネと木部が擦れることにより、音が鳴ってしまうケースがあります。そのため、写真のように接合部を保護して音が鳴りづらくする工夫を施してあります。

②ボタン締め部

ボタン締めは、使ううちにウレタンがへたったり、生地が伸びてしまうことを防ぐ役割も持っています。今回お選びいただいたような無地の生地ではボタン締めがアクセントになり、クッションに動きが出て、シンプルながらエレガントな装いになります。

ボタン締めはひとつひとつ丁寧に手で絞めていきます。

③ウレタン(クッション材)

N様のソファのクッション材は、3層構造になっています。下に行くにつれて、ウレタンの硬さが増していきます。座面は硬過ぎても、柔らか過ぎても座り心地は良くなく、身体に負担をかけてしまいます。硬さの異なるクッション材を3層構造にすることで快適な座り心地を実現しています。

④生地の剥し

椅子でもソファでも張り生地の剥がし方に違いはありませんが、タッカーと呼ばれる留め金具を使用している量が大きく異なります。ソファはタッカー留めの個所も多くなり、剥がすのも一苦労です。
少し作業を手伝いましたが、一部分を剥がすだけでも作業が終わった後、手が震えてくるほど力のいる大変な作業でした。

⑤完成

家具は生地によって印象がガラリと変わります。
自分の好みではないから捨ててしまおうと思われる前に、張替えたら今のインテリアにマッチするのでは?と、一度弊社までご相談いただければ幸いです。

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