2021年5月28日

テーブル塗装(後編)塗装

中編でご紹介した研磨作業が終わると、ようやく塗装作業に入っていきます。
塗装にもいくつかの種類、工程がありますのでご紹介します。

目止め塗装

木には導管と呼ばれる水や養分の通り道があります。上記右写真のように穴が無数に開いているので、そのまま塗料を吹きかけると、塗料が導管を伝って、中に浸透してしまいます。そのため仕上げの塗料を塗る前に目止めという作業を行います。
目止めとは、粘着性の高い目止め材という材料を木に塗り込むことで、導管の穴をふさぐ作業です。

目止め材にも色を付けており、目止め材をどのような色にするかによっても家具の印象が大きく変わります。

目止め材を塗ると、導管の中にも色が付き、より木目がはっきりと見えてきます。

下塗り

今度は下塗りという作業に入ります。リフォームの場合基本的には元の色と同じ色に仕上げますが、商品の状態などによっても若干配合を変えているそうです。
塗装場の片隅にはスタッフの書いた各塗料の配合が書かれたメモがありました。
(企業秘密かと思いきや、ブログに載せても大丈夫とのこと。)

下塗り作業は、塗装と研磨を繰り返す作業になります。

何回も塗装を繰り返すことで、徐々に天板についた傷やへこみが平らになっていきます。塗装の後に研磨をすることで塗料の付着をよくしています。
平均して、2~5回程度繰り返し行います。

上塗り

平らになった天板の上に、クリアの塗装をかけます。表面をコーティングする作業を行い、テーブル塗装の完成です。
最後の上塗りの際に一番気を付けなければいけないのが、ホコリやゴミです。クリア塗装が乾ききっていない間に、空気中に浮遊しているホコリやゴミが落ちしまうことがあります。上塗りは最後の塗装でこれ以上研磨することが無いため、ゴミが付着してしまうと、ゴミを取り除き、部分的に補修しなければいけなくなってしまいます。
室内を密閉し、職人は仕上げ用の服(ホコリが付着していない服)に着替えるなど、徹底した作業を行っています。

塗装を担当している二瓶(ニヘイ)は、この道40年の熟練スタッフで塗装場の職長です。
状態がとても悪く、直すことが非常に困難な家具でも「お客様が困っているんでしょ。なんとかするよ!」と奮起してくれるとても心強いスタッフです。

いつも工場内でブログ用に写真撮影をしていると「こっちから撮った方が写真映えするよ、この作業を撮影したら面白いよ」と教えてくれるブログの影の立役者でもあります。

最後に塗装の様子を動画でご紹介します。

-----------------------------
修理の詳細は こちら
修理のお問い合わせは こちら