リフォーム事例

リフォームブログ

熟練した職人が大切に行う家具のリフォーム。事例や修理の工程などについて担当スタッフが情報をお届けいたします。

ソファの張替修理 O様邸(後編)

前編では、資料集め、生地の裁断、縫製作業までをご紹介しました。
後編では裁断した生地にウレタンを張っていく作業をご紹介します。
色々な資料を探しましたが、どうしてもウレタン(クッション材)の寸法が記載されたものが見つかりませんでした。そのため、元のウレタンを採寸し、ヘタり具合も計算しながらウレタン業者さんへ発注をかけたそうです。

ウレタンが納品されてくると、完成形が見えてきました。
完成後に聞いた話ですが、ちゃんと出来てくるか不安だったようで、入荷されると非常に精度の高いものが入荷され、一安心だったようです。
元のウレタンがいかにヘタっていたかが並べてみるとよくわかります。

切り出した生地にウレタンや綿を取り付けていきます。いつもは何も見ず作業をしているスタッフが、今回は時々手を止め、設計図を確認しながら作業を進めている様子からも今回の修理の難易度の高さがうかがえます。

今回の場合、パーツが組み合わさって完成というわけではありませんでした。
綿の詰め方など資料にないところは一度完成させた後に、触り心地などの検証を重ね、綿を1枚追加したり、減らしてみたり、硬さ、座り心地の良い状態を探っていきます。

ヘタっていたクッションがきれいに張りあがりました。

今回はタイミングが合い、納品に立ち会うことができました。
お客様からは「座面の奥行きが深いため、寝転ぶことができ、座るだけでなく、寝転んで使用することもあるんですよ」と教えていただきました。
なかなかお届けの現場に立ち会えることは少ないのですが、今回のように立ち会わせていただくと、お客様から喜びのお言葉をいただいたり、修理の改善点をアドバイスいただけるなど、とても貴重な機会になります。

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ソファの張替修理 O様邸(前編)

皆様 あけましておめでとうございます。
リフォームブログでは本年も、家具をリフォームして使いたい、と思っていただけるようなリフォームの事例を紹介して参ります。
本年もよろしくお願いいたします。

今回はレゲエローというソファの張替についてご紹介します。
こちらのソファは木のフレームがなく、生地の中がウレタン材(内部クッション材)のみで構成されている商品です。
木のフレームが無いため、持ち運びがしやすく模様替えなども容易にできます。
レゲエローの張替依頼は非常に珍しく、ベテランスタッフも初めて修理するということでした。

① 資料集め

修理工場ではマルニ製品であれば大概の商品は一度修理したことがあり、資料が残っていますが、今回は非常に珍しくデータが無かったため、昔のカタログで完成のイメージやサイズを確認したり、布を裁断するための設計図を取り寄せるといった資料集めからスタートしました。

② 生地の裁断

取り寄せた原寸大のパターン(パーツの図面のようなもの)をボール紙に張り、型紙を作っていきます。型紙を生地に当て、裁断個所に印をつける「型出し」という作業を行っていきます。

「型出し」は極力無駄が出ないよう、パズルのように型紙をあてはめながら行います。
今回は生地が無地でしたが、柄があると柄も考慮しながら型を切り出していくため、より高度な技術が必要になっていきます。

この日は、ベテランスタッフと新しく入ったスタッフがペアで作業をしていました。
作業を見ていると面白いもので、ベテランスタッフと新人スタッフではハサミの切る音が異なっていました。
ベテランスタッフはハサミの切る音から思い切りの良さが伝わってきます。
「ザクッ、ザクッ、ザクッ・・・」と勢いよくハサミを進めていきますが、切り口を見ると、型出しをした線から全くズレていません。職人技です。
新人スタッフは慎重に少しずつハサミを進めていく「チョキ、チョキ・・・」という音です。とても丁寧に作業している様子が伝わります。

③ 生地の縫製

切り出した布はミシンで縫いあげていきます。徐々にパーツが出来上がっていきます。
続きは、ソファの張替後編として、前編で作成したパーツをつなぎ合わせて組み立てていく作業をご紹介します。

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